ビジュアルがあったほうが参考になるであろうことは承知していますが、写真を撮って顔出しということができないため、随時イラストを差し込んでいます。
私はひどく自分のケアに無頓着である。
風呂上がりに化粧水パチャパチャつけてるだけマシかもしれんけど、物騒な表現を承知でいえば正直セルフネグレクトの域に突っ込む程度に色々疎かにして身を削っている。
このままじゃよくない。なにかしらをやらねばならん。家事は溜め込むくせに何言ってんだとは思いつつ自分のためになる手軽な行動を考えた。(ぜったい家のことやったほうがいいよ)
インスタ見てたら近くのショッピングモールに出張診断が来るという広告が目に入り、即申し込んだのであった。※春頃のはなしです
というわけで、今回はパーソナルカラー診断を受けた話です。
これから勇気出していくぞいくぞいくぞ!って人の背中を押せれば幸いです。
行く時の服装とか持ち物とかの反省
イラストは診断受ける直前までの服だったり好みや思想だったり知識だったりです。
まとめると…
ノーメイクノーカラコン
→はっきり申し込み前からNGとの注意書きがあったし。
できる限り地毛
→もう染めちゃってる人でも生え際数センチあれば元の色判別できるのでいいと思う。口頭で聞かれるレベルのことだけど実物確認した方が確かだよねくらいの話。私は偶然地毛98%状態だったから「あ〜っ!なるほど〜!」とデカい声で反応をされたので。(なにがなるほどなの?)
お気に入りの服着てメガネを持ってけ
→「まさにそういう色の服が合うんですよ〜」とか言ってもらえた。その流れで意見もらえそうだったのでメガネも持っていけばよかった…と反省している。
コロナ禍前からマスクマン/ノーメイクかつコンタクト自体付けたことすらなく余裕のNGクリアだったんだけど。
カラコンとかさ、してる前提みたいな感じで「すな」と注意をお出しされるとまず外に出る人としての土台が終わってたんだなって思っちゃってすでに心が折れそうだね。
あくまで診断しやすくするための注意書きなのでそんな前提で言ってるわけないんですが…。
カウンセリング
私がうけたものは安価で簡易的なコースだったので、流れとしては好みの色や体の傾向を知るカウンセリング→ドレープ(布)を地肌に合わせて確認する作業→診断結果に基づいたちょっとしたアドバイスの3工程で終わるものだった。
カウンセリングでは
①瞳の色
②手首の色
③地毛の色
④日焼けの仕方
あたりを見られたり聞かれたりして、あとは好きな色、メイクで選びがちな色なども聞かれた。カウンセリングに対する私の結果は…
@@私の特徴イラスト@@
①若干焦茶っぽい?白目含め暗い
②血管は青緑っぽく見えるが、手のひらにかけては紫っぽい
③黒染めを疑われるほどに真っ黒
④赤くなってからその後黒く沈着するタイプ
ただ、これだけじゃあんまり私はピンとこない。まあプロの人がふむふむ…と確認材料にするだけなので。
ドレープ診断、そして結果
カウンセリング後に「うーん、もう大体冬ってわかりますねえ…」なんて言われつついろんな色の布を顔まわりに当てて確認していった。
私も自己診断とか特徴とか事前にちょっと調べてて、「たぶん冬なんだろうな」と検討ついてたんだけど、プロと一緒に実際に肌に色を当てていくと一目瞭然でした。
以下、合わない色に対する嘆き
マジで黄色オレンジピンクあたりの暖色が合わない。パステル系やくすんだ色も合わない。茶色やカーキも当然合わないし、緑もしっくりこないということがここに来てはっきりわかり、目を背けていた事実を身をもって知ってしまった。私はオタクをする上で緑担をしまくっていた時期に似合うか不安になりながら緑髪したり緑を身につけていたためだいぶショックであった。
私にとっては黒色とパキっと明るい白、そして深めの紫と青が異常に合った。
赤もボルドーやバーガンディのような深いものがぴったり合う。
つまるところ、結論は…
極端なブルベ冬ですね
以上!診断終了!秒殺!知ってた!
2nd(2番目に合うタイプ)はイエベ春でしたが「あんたの場合は参考にならんかも」とまで言われてしまった。ちなみに、ブルベ冬の人はイエベ春が2ndになりやすい傾向らしいです。彩度明度で判断すると、春・冬と夏・秋で共通項が多いようで。
もっと細かいタイプ診断もあるらしいけど、紫の合う合わないを見て思ったのは多分「ディープ」「ビビッド」あたりなんかな?って感じ。これは自己判断ですが。
もらったアドバイス
上述したけど当日来てた服がお気に入りのいろんな色の柄が入った黒シャツで、「色を取り入れたい時はまさにそういうのが合う」とのこと。ほっとした。
で、メイクのアドバイス。
私はとにかく目の周りに赤いれときゃ地雷っぽくなって威圧できんだろ…と適当に粉はたいてた人間。だから何言われても新鮮なんだけど、要約すると…
・アイシャドウは黒とシルバーラメがまとまりやすい。薄づきでよい
・アイラインは黒いリキッドライナーで目尻にがっつり引くとよい
・ラメ命!目にラメたっぷりのせな!
・リップが似合うので唇に色の軸を置いて目とかは引き算しな!
とのこと。
そもそもめんどくさい時はリップだけでしのぎがち、アイラインも手間の短縮で目尻にだけ引きがちで、眉マスカラも元からグレーっぽいブラウンを選んでいた。どれも一応は正解を選べていたらしい。
なんか、メイクの必要に迫られた経験の中で自然に合う色とやりかた選んで成長してたっぽい。でも言語化されて初めて自覚することが多く、勉強になった。
しかし黒シャドウは考えたことがなかった。あんま売ってないから買う選択肢もあんまりない。
あとなんかディズニーのヴィランみたいじゃん。あとKATEの広告とか黒木メイサとかNANAの中島美嘉のイメージ。めっちゃ強い女。
でも強い女たちは厚塗りして真っ黒だから”強い”んだよな…とも思ったので、アドバイス通り黒系パレットを複数買って試してみた。これが実はしっくりくる。
なんか変なリアル感あってキモくなってしまいましたが、比較するとこういうかんじです。左がいままでやってたこと、右が似合うメイクの例。
リップに青みがあるボルドーっぽいのをがっつり塗って、目はグレーっぽく薄付けシルバーラメが光る程度、アイラインは目尻に長めに引いて面積を外へ外へ伸ばすというアドバイス通りにやってみると、下手なりになんとなく一歩進めた感じになった気がする。
存在しない涙袋部にラメをがっつり乗せるときっと光的な効果なんだろうか、瞳もキラッキラな印象になった気がする(気がすることばかりだね)。
涙袋が存在すればきっともっといい感じなのだろう。
私の顔だけがしっかりかわいくないが、今回の主題は顔の良し悪しではないので考えないこととした。
元から目元が強い(=切れ長。私って切れ長だったんだ)タイプに該当することを前提にうけたアドバイスだったので当てはまる人が多いかはわからんけど、要するにブルベ冬で目力ある人は特にアイメイクは最低限の装飾で締めるのが一番いいらしい。
※なお、何ベースとか関係なく好きな色使えば良いよ。いままでそうやって生きてきただろ。理論上の最適解を得る診断であって…さ!私なんかドレープ合わせるたびにゴリゴリ選択肢減ってって怖かったし、メイクは黒って言われた瞬間引いたもん。彩度ゼロかい!てなったもん。がっつりアドバイスもらえるコースなら似合わないとされる色をどう取り入れたらまとまるか?とか聞けば良いと思う。
感想
行ってよかったと思う。
自分の強み弱みがわかると気持ちがいい。なるほどあの服やあの髪色は似合わないわけだ…と過去の買い物や派手髪の失敗を思い出す。
理論でメイクするの、納得度が高い。
自己肯定感低い人間でも「理論上これが合うらしいので…」と自分に言い訳できて気が楽かも。
正直、もっとお金払ってがっつり聞きたくなった。色のことはわかったけど、じゃあ似合う色でメイクする!服買う!って時にどういうスタイルがベストなのか。顔タイプや骨格診断込みのやつとかメイク実践してもらえるやつとか一緒に服買いに行ってくれるやつとか受けたくなった…。
あまりにもセルフプロデュース力がないということも痛感した。
容姿に自信がないならなおのこと、マシに見せる術をプロに金払って聞くという選択肢は大いに有効と思う。
そこで初めて自分の強みを知れるし、美醜の価値観やコンプレックスを一旦棚に上げて、理論上の合う・合わない基準で客観視してもらう機会は無駄にならないかも。
余談、眉サロン
以前、いきなり眉サロンに行ったことがある。
これに関しては、2.5系のイベントが迫っていたので、金で買える範囲で容姿のコンディションを整えようという無駄な足掻きが発端であった。
そこで得られたのは「なんもしなくてもよさげ」だった。
というか、「比較的整っているので剃ったり抜いたり余計なことはしないでいい」って言われた。
眉を整えないと垢抜けないよ!みたいなことはよく聞くけど、私は眉以外の要因で垢抜けられないということが分かり(それはそれでかなしいね)いい経験になった。
眉だけで劇的に印象変わる人には最高の手段だし、そうじゃない私でもお手入れの方法やパッとしない理由(私の場合は描いて足したり毛流れを整えた方がより良くなる箇所があった)とか、ペンシルでの描き方とか、ケアしてもらいながら教えてくれるし、損はないと思う。
お値段と質はぶっちゃけピンキリなのでサロン選びは大変かもしれんけど、私は個人経営のところでマンツーマンでやってもらった。
眉もピンポイントすぎるけどパーソナルカラーよりも大抵は安く済むし、ちゃんと手入れされる分見た目に多少変化があってわかりやすいからおすすめ。
ちゃんとのちに活かせてるかはおいといて…プロが扱うおしゃれは理論でできているので、普通に勉強になって楽しいし、自分を大切にする言い訳を作るの大事って話でした。
おわり