私はなんやかんや「発信」を続けている。
ブログ、携帯小説サイト、SNS、この場のようなインターネットでの文章発信、そして絵を描くこと。学生時代はコピーバンドでギターボーカルだったり、弾き語りだったり、とにかくライブに出て歌っていた。
でも、全部ただ「自分がやってみたい」の気持ちで、いいねの数とか、褒め言葉とかはあまり求めていない。
褒められると嬉しいと感じる時もあるけど、別に実際のところなんとも思ってないことのほうが多いかもしれない。
自戒を込めて私のうっすい人間性の話をします。
※特別なことは何もないし、私みたいな人間は無限にいるし、それを「わざわざ話さない」ことが理性的で社会的であることは理解していますが、ここは万人の目に入りやすいSNSと違い見たい人しか見ない「私」が前面に出てくるとっても閉鎖的な個人サイトなので好き勝手にしています
まず私は家庭環境がよいとはいえず(過去ブログに色々載せている)、自己肯定感は低く褒められることにいまだ慣れない。
あげく他人の感情に対して(多分)察しはいい割に、自他の境界が悪い方向でハッキリしすぎており、文脈や察しの感情を理解したと伝えるポーズがだいぶ下手。
理解はしたけど、その先のおそらく相手が欲していることができていない。
そう、他人にあまりにも無関心。
だから「サイト作って夢小説書いてみたい」「ブログやってみたい」「絵かいたのアップしてみたい」でいろいろ開設するも、人と交流しにいかないし、当然他の人が作った二次創作に関心も持てず(作りたいのであり、読みたいわけではなかった)、同人誌の文化も通らなかったし、褒めが来てもうっすいリアクションしかできていない。
バンドも各楽器の演奏が重なるその瞬間がきもちええ〜でしかないので、MCはまともに喋れず、メンバーにも終演後なにか声をかけてくれたお客さんにも失礼…というか、空気が読めていないムーブをしたかもしれない。
一回だけライブの後に知らない女の子から「推します!」なんて軽率に言われたことがある。男女混合でバンドやってるのが珍しかったか、一緒にバンドをしていたメンバーとの身長差が40cmくらいあったので、マスコットらしく見えたのか。面と向かって「推します!」と言われて、「えー…笑」しか言えなかった。「えー…笑」て。
これが握手会とか対応するアイドルの気持ちなんか?と思ったけど、たぶんアイドルのほうがもっと尊い嬉しさの感情とか、もしくは心底嫌とか気持ち悪いとかの黒い感情をもってると思う。私ほど「凪」の人間がいたとしたら、すごすぎる。私みたいなマインドで芸能活動なんてとてもじゃないけど継続してできそうに思えないため。
「褒めてなんて頼んでもないのに…?」という幼稚なことを思っているわけではないのだが、こういう唐突に生えてくる「褒め」にまるで耐性がなく、とにかく嬉しいとかよりびっくりする。なんで?がくる。あるわけない概念が急に発生するので”得体の知れないものが急に目の前に現れた”という感覚が近いのかも知れない。
「好きです!」には、「そ、そうですか…(この人の感情はそうなんですね、私の感情とは関係ないことですねという事実認識)」なので、キャッチボールをキャッチしたまま終わってしまう。
あなたは私を好きといったのであなたは私を好きということです。で、終了。真の進次郎はウチかもしれん。
絵とかはさ、作品に対するものだから、具体的によかったところを書いてくれる方がたまにいて、それはふつうに自分の技量の糧になるものなのでありがたく思っていて、別方面の嬉しさがちゃんとある。
ようするに、私というパーソナリティに対する賞賛の受け止め方がわかっていない。
いやーーーーーー、よくないよね、これね…
うん…好きとか尊敬って感情、アイドル兼俳優のオタクやってるから全然わかんの。ファンレターも書いたことあるし…
でもそれも私自身が自己満足でやっていると分かりきっており、そもそも推し信仰みたいな昨今のオタクに冷めたスタンスなんですね。
もし私が限られた他人に向けてる憧れの矢印を自分に向けられたとしたら、自分が受け取るには勿体無いくらいありがたい言葉だって理解してんのに、その理解だけで終わって、多分普通の人よりよろこびを感じ取れないんだろうなと思って申し訳なくなる。かなり他人事だ、自分のことも。
お題箱とか置いてるわりに今更こんな…ごめんな…
(でもあれは基本的にほんとにただ絵のお題がほしくて設置してます)
鈍感?鈍感とも違う。問題を認識できているし改善の必要も感じているから。
唯一この自分の特性で得していることがあるとすれば、他人に嫉妬しないことと、単独行動に怯まないことと、メンヘラに強烈に好かれても加害される前に去っていく、という点だろうか。
他人に嫉妬しないというのは最大の利点で、私はいわゆる「神絵師の腕食べたい」みたいな発想にはならない。(絵師という概念自体が好きじゃないし、自認としても趣味でらくがきをインターネットに上げてる人なので土俵が違うと感じる)
逆に自己肯定感の低さから起こりがちな「自分よりできない人を蔑む」みたいなことも起こらない。それが仕事で、自分に不利益が発生したらキレるけど、趣味の範囲じゃ完全に関係ない他人なので…。
競争心がなく事実陳列しかできないので、営業みたいな饒舌さとやる気が必要な仕事向かないんでしょうね。正解だよ。
単独行動云々も、むしろ他人の顔色を窺わなくて済む楽さが勝つ。誰かと一緒に行動すること自体は楽しいんだけど、それは「その人と何かをすること」が楽しく、目的になっている。自分のための行動と人のための行動もきっぱり分かれてしまっているので「おひとりさま」に何の抵抗もない。
メンヘラについては…先に書いておこう。本気の疾患を持っており、その人の中の対人メーターの限界を迎えてしまい連絡つかなくなったとかは、別にしゃーないと思ってる。おい!元気か!?生きててくださいね。
そうじゃないファッションメンヘラさんたちの話。本来理解したことの事実陳列してるだけの空っぽな私を「達観したサバサバ系(※ニュアンス)」と認知した「自称レズやバイを名乗るメンヘラ女性」や「自称フェミニンな趣味や思考を持つメンヘラ男性」のみなさまから目をつけられることがたびたびあった。
恋愛的なモテとは違い、たぶん彼ら彼女らの魂が私みたいな中途半端でサバサバして達観したような価値観フラットのブスを友達の枠で利用しろと囁いているのだと思う。結局のところ、異質というカテゴリで何かになりたい人たちだろうから…。(型破りという型にハマる系のジレンマですね)
特別扱いしないので、初動の好かれるか離れるかは結構分かれるけど、結局のところ試し行動などで期待に応えられないので(試されてることには気づくけど、相手の心を満たせる様な事はできないため)最終的に執着されたり加害される前に去っていくので、同級生との教室での雑談中にナイフを一回突きつけられてその後メールで怪文書をもらった以上の経験はせずに済んでいる。
それも相当なコトやろがいとお思いでしょうが、冗談まじりの試し行為と理解していたし、案の定その後の私のリアクションが薄すぎたのと、怪文書の返信にて人に刃物向けるようなヤシと関わりとうないし他の人にやるのもやめなさいという真っ当なお説教をお伝えしたため、自然に離れていった。その子への適切な対応だったかというとわからない。エグ執着みせたり逆上するタイプには会ったことのない運の良さはあると思う。
ここまで書いて思ったけど、「他人への無関心」と同時に「他人になにも期待してない」もあるよね…こう…ね、愛着障害とは真逆の問題を私は抱えているのではないか。
さて、私の抱えるしょうもない息苦しさをちょろちょろ書き殴ってみたけど、まあなんか、会ったこともない、会ったことはあってもよくわかってない相手の人間性までは、盲信せんといてくださいね。
もし私のことが「やさしい人」に見えたとしても、それは私の他者への無関心がそう見せてるだけだと思います。
そして関心を持つ、はきっとできないんでしょう、そう育って完成しまったので…。
なんかまとまらない自己分析をしたけどまとめる。
・まずあなたから私に矢印が向いて何かを伝えようとしている状況が私の中でかなりオモロいという認識になっており、嬉しいとか嫌とかじゃなく理解不能という状態になってしまっております。
・私から生み出されたものへの感想はタメになる、自身の技量の糧になるものだと思っており興味関心をもって拝見しております。
・もし「応援してます」「あなたの人柄が好き」とか、そういう私自身への声援が億が一でもあった場合、適切なリアクションと感情が私の中に”無い”ために反応には困るんだけど、それでもあなたが本当にそう思っていて、私に伝えたいと思ってくれるなら、その事実は認識させていただきます。(嫌ではないし、滅多にない特別でありがたいことだと理解しています)
今のとこお題箱くらいしかラフにいろんな人と絡む場所って用意してないけど、つまるところやっぱりなんでも自由に送っていいし、別にリプライだって送ればいいし。
私って絶対アイドル業できねえよな。ビジュアルの話ではなく内面の話です。私の顔面が佐藤勝利だったとしても自分の名前が書いてあったり自分の写真が貼ってあるうちわを探すことを放棄して虚空に手を振るだけになりそうだし、街で話しかけられて握手やサイン求められたら「今自分の時間なんだけど」というイライラが勝ちそうだし。ファン対応塩どころじゃないわ。炎上するわ。
ということで、どう考えても”推されること”に向いてる人間じゃないので、やっぱり今後も自分のために一人で勝手に作りたいものを色々つくって勝手に公開してると思いますので、皆様も勝手に暇つぶしにしてください。
おわり